

い雫 LARMES DE FRUITS ROUGES
きょうのお菓子は、フランボワーズのタルトレット、
先日、ボルドーのサロン・ド・テで、
私たちの選んだデセールのフランボワーズのタルトは、
ピスタチオの生地に赤い実が山盛り、
タルトと言っても、型の底にパート・シュクレを敷き、
その上にピスタチオ風味のクレーム・ダマンドを絞って
焼くというもので、フォンサージュ(生地の敷き込み)の手間も
軽減できるとても手軽なものです。
シュクレ生地から、ふとシナモンが香ったのも印象的で、
いただいたあと、すぐに自分でも作りたくなりました。
これなら、タルト専用の型でなくても、
たとえばハート型や涙型、セルクルでもつくれます。
フランスでは、フランボワーズや苺などのフリュイ・ルージュ(赤い果実)に
ピスタチオのグリーンをよく合わせますが、
その味わいも、お菓子を切ったときの色のコントラストも
なかなか魅力的です。
サロンのものは、生地の上に、クレームもナパージュも
なにもなく、生の実がどっさりと盛り付けてありました。
こういうのがフランス流で、
果物のタルトといえばふつうはこうなのです。
ただ、うちの試食係のように、無造作に頬張る人だと、
口に入るときには全部が零れ落ちてしまい、いつも味がばらばら・・・、
”食べにくいなぁ”、なんて言っているので、
うちでは、クレーム・レジェール(軽くしたカスタード)を
ほんの少し絞って実を固定しました。
赤いコンフィチュールを絡めて、
たらりと雫がしたたるのを見ていると、
妙に味の想像力が掻き立てられてしまいます。
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Dégustation de tartelette aux famboises,
le font est composé d'une pâte sucrée et
d'une crème d'amandes à la pistache.
Belle harmonie de couleur et envie gourmande.
MERCI POUR VOTRE VISITE.


