lundi 27 avril 2009

fruits rouges






い雫 LARMES DE FRUITS ROUGES
     













きょうのお菓子は、フランボワーズのタルトレット、

先日、ボルドーのサロン・ド・テで、
私たちの選んだデセールのフランボワーズのタルトは、
ピスタチオの生地に赤い実が山盛り、

タルトと言っても、型の底にパート・シュクレを敷き、
その上にピスタチオ風味のクレーム・ダマンドを絞って
焼くというもので、フォンサージュ(生地の敷き込み)の手間も
軽減できるとても手軽なものです。

シュクレ生地から、ふとシナモンが香ったのも印象的で、
いただいたあと、すぐに自分でも作りたくなりました。
これなら、タルト専用の型でなくても、
たとえばハート型や涙型、セルクルでもつくれます。

フランスでは、フランボワーズや苺などのフリュイ・ルージュ(赤い果実)に
ピスタチオのグリーンをよく合わせますが、

その味わいも、お菓子を切ったときの色のコントラストも
なかなか魅力的です。

サロンのものは、生地の上に、クレームもナパージュも
なにもなく、生の実がどっさりと盛り付けてありました。

こういうのがフランス流で、
果物のタルトといえばふつうはこうなのです。
ただ、うちの試食係のように、無造作に頬張る人だと、
口に入るときには全部が零れ落ちてしまい、いつも味がばらばら・・・、

”食べにくいなぁ”、なんて言っているので、
うちでは、クレーム・レジェール(軽くしたカスタード)を
ほんの少し絞って実を固定しました。

赤いコンフィチュールを絡めて、
たらりと雫がしたたるのを見ていると、
妙に味の想像力が掻き立てられてしまいます。

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Dégustation de tartelette aux famboises,
le font est composé d'une pâte sucrée et
d'une crème d'amandes à la pistache.

Belle harmonie de couleur et envie gourmande.

MERCI POUR VOTRE VISITE.

mercredi 1 avril 2009

MACARONS DE PRINTEMPS








アトリエの風景~春のマカロン MACARONS DE PRINTEMPS
2009年度のレッスン予定をこちらでご案内しております

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きょうから4月、
おとといから夏時間となり、
時計を1時間進めました、日本との時差は7時間、
いよいよ春ですね。

日本では、いまや苺や桜色のお菓子が旬のようですが、
こちらでは、苺の季節にはもう少し間があって、
うちの庭でも、今、苺の白い花が咲きはじめました。

そこで私のアトリエではマカロンで、春の彩りと味を集めてみました。

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今回のマカロン実習を熱望されていたのは、
伺ってみれば、お料理とお菓子の大ベテランともいえるお二人、
ドミニクさんとミロスラヴァさんでした。

ドミニクさんは、隣村の役場の秘書さん、
ミロさんは、お料理教室をなさっていて、
仲良しのお二人は、どうやらお料理教室などを
梯子されている模様・・・、ただ、

”さまざまな方法とルセットで試し、習いにも出かけてはみたが、
マカロンだけはまだ納得いかない”のだとか・・・。
”・・・はぁ。”

”なんといっても、マカロンはパリのエルメでしょう、
ラデュレではないわね・・・。”、
”・・・はぁ。”

これは厳しい、試練(テスト)かしら・・・、
私はやや緊張して、まず、試食品を差し出し、

”うまくいけばこんな感じに行くはずなのですが、
お好みに合いますか?”と様子を探ります。

すでにマカロンの愛好家でいらっしゃるとすれば、
追求される味、理想もさまざまでしょうから、
はじめから論外とされれば、元も子もありませんものね。

幸い、試食品は気に入っていただけて、
”もし、こんなのができれば、ダイマンゾクである。
私たちに教室の宣伝はお任せなさい。”と笑っておっしゃるのでした。

さすがにお二人とも手際よく、そして楽しそう。
なにしろ材料についても道具についても、"通”でいらっしゃるので、
作業をしながら、私もだんだん楽しくなってきました。

今、ちょっと調べているこの辺の地方のお菓子のことなどを
お伺いしてみたり・・・、
ひとつ聞けば何倍ものお答えをありがとうございます。

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お蔭様でその日のマカロンの神は、
私たちの味方をしてくださいまして、

イースター用のリースの春の色にあわせて、
こんな風に並べてみたかった
私のささやかな夢も叶いました。

葉陰のグリーンはピスターシュ、
薄紫の花の横には、スミレ味の菫色のマカロン、

”ショコラに、こんな風にブルーエの花びらと細かく砕いた
ヴィオレット・クリスタリゼを置くのは、P・エルメ氏のものなんですよ、
CHUAOという名のショコラのマカロン。”お二人は納得、


ミモザ色は、ミモザ・シトロン味、
そして薔薇色。

マカロン人気は、こちらでも根強く、
これは、本当にフランス菓子魂のこもったお菓子だと思います。

華やかさ、独特な食感、そして、
日本であんなに人気があるのが少し不思議なくらい、
甘さも濃さも半端ではないと思うのですが、
いかがでしょう?

でも、その色も形も、オーブンを覗きながら
焼き上がりを待つ間もやはり魅力的で、
私にとっては、なんといっても作るのが楽しいお菓子なのです。

Un jour d'Atelier de Macaron avec deux charmantes dames-
Dominique et Miroslawa, cela s'est bien passé.

Voilà, ce sont des macarons de printemps,
Vert-pistache, Violet-Violette, chocolat, Jaune-Mimosa Citron
et une belle rose.

Bientôt Pâques, il y a déjà plein de couleurs et lumière
de printemps sur la table des amis.

MERCI POUR VOTRE VISITE.